慶讃法要 ~音に願いをのせて~
こんにちは。てんぷるらいふ田坂です。
昨年は親鸞聖人御誕生850年、今年は立教開宗800年の年を迎え、私の住む地域(備後教区芦田組)でも法要をお勤めいたしました。
私は法要の事務局として携わったこともあり、思い入れのある法要にもなりましたので当日の様子などリポートさせていただきたいと思います。
会場は「たくさんの皆さまにご縁に出あってもらいたい」という思いから、より多くの方へ入場いただけるように、お寺ではなく広島県府中市にあるジーベック大ホールにて開催しました。
記念法話は龍谷大学准教授・本願寺派司教であられる井上見淳先生です。
井上先生「素敵な川柳に出あいましたのでご紹介させていただきます。皆さんメモの準備はいいですかー?」
(会場笑い)
井上先生からの軽快な紹介のフリも効いて会場には和やかな空気が流れます。
我が身を濡らしても傘を差しだしてくださる方がいる。
「してくださった方がある」
そういう発想が浄土真宗には非常に大事なんだとお示しくださいました。
色んな方々のお育てにあって〝今、ここ〟があること。〝今、ここ〟に届いてあってくださるおはたらきがあることを有難く聞かせていただきました。
休憩の後にはアトラクションとしてハンドベルの演奏です。
この法要の為に出演者を募り、集まったほとんどの方が未経験者でした。
はじめはたどたどしかった演奏も、何度も何度も集まって練習するうちに上達し、本番ではその成果を存分に発揮して本当に素晴らしい演奏でした。
続いて記念行事は、二胡奏者の姜 暁艶さんによるコンサートです。
迫力ある演奏に一瞬にして引き込まれました。
コンサート中盤で雅楽との共演も企画したのですが、出演予定の龍笛奏者が2週間前に指を骨折して出れないことになり、急遽代役として私も出演することになりました。
篳篥にはてんぷるらいふメンバーの枝廣大智も出演しています。
そしてサプライズで井上先生にも再びご登壇いただき、一緒に共演して歌を披露してくださいました。
後半部分だけ動画で少しご紹介♪
色んな方々のお蔭で無事に盛会のもと厳修することができました。
終わってみると反省することばかりではありましたが、浄土真宗800年の歴史の重さを感じつつ、阿弥陀様、親鸞様をはじめ、教えを伝えてくださった全てのご縁の皆さまへの感謝の思いが深まっていく尊い法要となりました。
最後に、好評でもあった〝蓮の灯〟の制作についてご紹介します。
蓮紙は「ハスワーク」さんから購入しました。
https://www.koppuri.com/
youtubeで作り方を紹介されています。
youtubeでは芯に紙コップが使われていますが、この度の法要では舞台が広いので大きくしたかったのと、中に明かりを入れて光らせたかったので、芯は「金魚鉢」で作りました。
蓮紙以外の材料(金魚鉢、ランタンなど)は100円ショップでも全部揃いますので皆さまも機会があればぜひ挑戦してみてください。
執筆者 田坂英尊