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2024年度本願寺安居に参加しました

てんぷるらいふのえだひろだいちです。7月18日~7月31日までの14日間、龍谷大学大宮学舎本館にて、本願寺の安居が行われました。今年も参加してきましたので、その様子を少しお伝えしたいと思います。

安居というのは、平たく言えば坊さんの夏期講習会です。詳しくは最後に載せてますので、そちらをご覧ください。

実は私は、平成28年度から参加させて頂いておりまして、本年度が8度目の参加でした。

初参加時(平成28年度)の集合写真。当時28歳でした。どれが私かはおそらくわからないと思います。(笑)

本年度の日程は以下の通りです。以前はもっといろんな行事(布教大会や和上の追悼会等)もあったのですが、なぜかわかりませんがなくなってしまいました。そのためやけに白い日程表です。。。

講堂正面階段。雰囲気があります。

講堂内。休憩中の為、和気あいあいとした雰囲気です。

上の日程表の通り、本願寺の安居は朝7:45~勤行があり、8:00~3時間講義が行われます。

その後は参加している僧侶同士で「会読」(かいどく)が行われます。

会読とは問う側と答える側に分かれて、一対一の問答形式で、お聖教の御心をうかがっていく勉強方法です。

この会読が大変緊張感があり、また有難い時間でもあります。会読をすると理解していたつもりでも、なにも分かっていなかったということに気が付けるからです。私も今回は3回会読の席に座らせていただきました。

会読が始まる直前です。緊張感あります。

宿に帰ったら会読に備えて勉強します。

てんぷるらいふの伊川さんも一緒に参加してましたが、ずっと同じ部屋でした。二人で泊った方が安いので(笑)私とは違い、彼はいつも一生懸命勉強しています。

また今回は、午後から大谷本廟へ親鸞聖人のお墓参りと、歴代の勧学和上さまへお礼参りにもいきました。

この明著堂の奥に御開山親鸞聖人のお墓があります。

歴代の勧学和上様のご法名がご安置されています。扉を開けることはできませんが、だれでも自由に参拝できます。

安居はお聖教に向かい合い、御法義に向かい合える、本当にありがたい場です。そして全国各地で真摯に教えに向かい合っている仲間にも会える、かけがえのない場所なのです。

宗門内はドタバタしてます。安心してご法義研鑽をできる、そしてお念仏よろこべる宗門であってほしいと切に願うばかりです。なんまんだぶ なんまんだぶ

てんぷるらいふ えだひろだいち

※安居とは?

安居(あんご)梵語バルシャの意訳。夏安居(げあんご)ともいう。もともとは雨期の意。出家者が一定の場所を定めて修行に集中すること。雨期の3カ月間は遊行が難しく、また生物を踏み殺すことを避けたことなどに由来する。日本仏教諸宗派でも継承され、4月16日(または5月16日)から3か月間が安居の期間とされた。浄土真宗では、僧侶が期間を定めて一所に集まり宗義の研鑽を行うことをいい、各派で行われている。本願寺派では、寛永16年(1639)に学寮が創立され、翌年、准玄が「三帖和讃」を講義したことに始まる。現在では、宗門最高の講会であり、真宗学および仏教学研鑽の成果を結集するものとされ、本願寺において行うことを例とし、毎年7月または8月に開講することとされている。このほか、各地の寺院などでも安居が開かれている。

本願寺出版社発行『浄土真宗辞典』13頁

 

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